移転(引っ越し)に伴い、いろいろ忙しくなってきました。
3年前、箕面のオープンが11月14日。
その際設えに、ちょっとした拘りがありました。
それは探しても市販には無くて、和のリメイクをされている『衣里』(ころもり)さんに、相談に乗っていただきました。
生地を買って来て、図案を見せて、これをこんな風にしてもらいたいと…。
「うん、わかった作ってみるわ!」と衣里さん快く受けてくださり、出来上がったものがこちらです。
ご来店くださった方はご存知。
オープンしてから訪れる方々が、「素敵!なんだか神社みたい。結婚式もできそう!」と…。
ホントにイメージ通りに仕上げてくださったのです。
作っていただいた幕に朱色の房を買って各部屋に飾りました。
昔の木の枠のガラス戸によく合う。
そして、その1年後にはこれを衣里さんと私の共同作業で作りました!
ジャーーン!
神社でよく目にする『几帳(きちょう)』です。
欲しいな~って思い、調べたら特別仕立てとかで、約40万ぐらい…💦
そこで衣里さんに相談したら、「作ってみよう!」ってことに…。早速、衣里さんの工房に行き、朱色の羽織をほどいて下の部分に…。
母からもらった帯の柄が金の地に扇の柄だったので、朱にとっても映える。その帯を切って裏を貼り垂らしました。
二人で丸1日かかりましたが、とても美しい几帳が出来上がり、大満足でした♡
そうそう、母からもらった帯で和箱も作りました。大切な氣龍神のタロットを入れてます。
移転先の和み城にはこれらがまさにピッタリ!!
まるで、いずれ和み城に行くのがわかってたかのようです。
さて、和み城の内蔵や外蔵にはお宝がいっぱいあるのです。
江戸時代の漆の器、一式。
これは、武家の食事で使われていた本膳料理で使う上等な漆の器です。
本膳料理とは…和食の中で最も格式の高いおもてなしの料理のことです。日本料理の原点とも言われているものです。
戦争も乗り越えて残ってくれ、時代を経て、私たちの目の前に…感慨深いものがあります。
そして、茶室と思われる部屋の押し入れの中には、宮大工さんの鉋や道具一式がなぜかある!
奥座敷の手すりや梁などは神社やお寺にあるような特別な趣のあるものです。
きっと、宮大工さんが住み込みで作られたのだろうと言われてました。
オーナーさんが、販売したりは持ち出しはご遠慮願いますが、ここで使うのはなんでも、ご自由にお使いくださいと…。
まるで出番を待っていたかのような、使ってくれる人を待っていたかのような。
かずさん、以前にある料理長さんと本膳料理の献立を作っていたことがあるんです。
宮大工さんの鉋一式も、梓弓や、和み城で新しく始める”神具”で生かされます。
他にも写典に使う硯、お茶道具や着物も…。
私たちにとっては、宝の山。
ある閃きが!!
衣里さんに相談したら、「それ、まず、見本作ってみるよ!」って…。
和み城でのコレ、めっちゃいい♡
ということであるものを作ってくださることになりました。
どんな風に仕上がるのか…とっても楽しみです♡
眠っている価値に光を当て、新たな息吹を生み出す。
和み城はそんな場になるんじゃないかなって思います。
<お願い>
プレオープンとして行う、9月30日の講座「歴史・神話がひっくり返る」に参加してくださるかたへお願いがあります。
講座後、お時間ある方に残っていただいて、内蔵の天井に吊り下げてある”コレ”を降ろすのをお手伝いいただきたいのです。

時代劇で見るあの『カゴ』です。
2つもあるのですが、このまま吊り下げておくよりも、綺麗に磨いて皆さんに見て触れていただきたいと思っています。
かずさんと2人ではちょっと無理なので、お手伝いいただけたら嬉しいです。
日時:9月30日(土)13:00~16:00
場所:和み城 天空の奥座敷
定員:20名 ➡ 残6名
参加費:10,000円
*甘味とお茶付・質問タイムあり
☆終了後お時間ある方は、良かったら”カゴ”を降ろすのをお手伝いください♡
<講座でお話しする神社を巡るルーツを感じる旅も企画しました>
◎10月11日(水)~13日(金)定員5名➡残3名 参加費35,000円
◎10月27日(金)~29日(日)定員5名➡満席 参加費35,000円
*講座を受けてくださった方はどなたでもご参加いただけます
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