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あとからわかる…実践することの醍醐味

斜め前の空き地、家が建つことになり、昨日から基礎工事が始まりました。こちらのお宅、少し前に『地鎮祭』を行っていました。久しぶりに、地鎮祭を目にして、映画『すずめの戸締り』を想い出しました。

 

 

地鎮祭(じちんさい)とは、土木工事や建築工事を行う際、工事が無事に終わるように神主を招いて安全祈願する儀式のことです。 その土地を守る氏神様に土地を利用させてもらう許可を得て、工事の安全を祈願するという意味があります。


1昨年の秋から、まるで導かれるようにご縁をいただいた神の島 ”篠島”



縁もゆかりもなかった”篠島”の『塩づくり(龍塩)』『弁財天様のご神事』を1年間させていただきましたが、ホントに思いもかけない不思議な流れでした。


『すずめの戸締り』の鈴芽ちゃんは、やる理由がわからなくても、自腹を切ってダイジンという猫を追っかけて日本中を旅していきました。そのうち【閉じ師】の草太さんと一緒にご神事を…鈴芽ちゃんは、心の声を疑わない、意味を考えない、すぐ行動する!!


私たちが篠島に行き、塩づくりやご神事をしていたのも、心の声に従って、その意味など考えないで行動していました。


店を休み大阪から篠島まで往復5時間以上かけて、海水を取りに行き、4タンク持ち帰り、1タンク8時間ほどかけて塩を作ります。出来上がった塩は僅かです。それを篠島の母にお送りし、ご神事に使っていただいていました。


海水にかけて塩を作っていきます。


火と水が統合されると神になる"か"の字は火"み"は水でかみ=なんですよね。


だから、塩づくりはご神事なのです。


篠島とご縁がなければ、塩を作ることもありませんでした。貴重な体験をさせていただきました。


1年間塩を作り、篠島の母と弁財天様のご神事をすることで、篠島がどんどん変わり始めました。弁財天様・木花咲耶姫様・山の神様・水天狗様・八大龍王様・水弘法様など、島の方々の手に寄ってどんどん綺麗に整っていきました。


同じように私たちの内側も、余計なものがそぎ落とされ整っていったのです。



自分の内側を、感情をちゃんと完了させ、神さまや自然に感謝する。そうすると神様は、よくやってくれたねと私たちに幸せを手渡してくれる。結果的に欲しいものが廻り廻って手に出来る…みたいなことが起こってくるのです。


それが御成敗式目に書かれてある「神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う」だと思うのです。


1年かけて、塩づくりご神事をさせていただいたことで、篠島の神さまがよくやってくれたねと、『梓弓』というギフトをくださったのだと感じています。


篠島は元二見とも言われ【禊の島】です。昔の人は、篠島で穢れを祓ってから、伊勢神宮にお詣りしていました。


そして、『梓弓』火と水で出来上がります。梓弓を作ることもご神事なのです。そして、梓弓も穢れを祓ってくれます。この繋がり,単なる偶然ではないですよね。


その時、意味がわからなくても、あとからわかる。そして思ってもみない世界が現れる。これが実践することの醍醐味です。


今、篠島の龍塩を作っています。キラキラ輝くとても綺麗な海の結晶が出来上がりました。


今日も最高の1日を…☆彡